銀銅亜鉛ニッケルろう 説明
銀銅亜鉛ニッケルろうは、ろう付け用途において、様々な金属や合金を優れた強度、耐食性、耐久性で接合するために使用される高性能ろう材です。標準的な銀-銅-亜鉛組成にニッケル(Ni)を添加することで、合金の機械的特性と厳しい環境下での性能が大幅に向上します。
銀銅亜鉛ニッケルろう仕様
標準 化学成分 (%)
UNS番号
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銀
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銅
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亜鉛
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Ni
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その他
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BAg40CuZnNi
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39-41
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29-31
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26-30
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1.5-2.5
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≤0.15
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BAg50CuZnNi
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49-51
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19-21
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26-30
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1.5-2.5
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≤0.15
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製品特性
グレード
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BAg40CuZnNi
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BAg50CuZnNi
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仕様
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ストレート/コイル線/ループ線/リング: ≥¢0.4
シート/リボン/ホイル/特殊形状(mm): 厚さ: ≥0.1; 2.0≤Width≤100
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ソリッドス (℃)
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670
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660
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リキダス(℃)
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780
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707
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銀銅亜鉛ニッケルろう合金用途
- 航空宇宙産業高い強度と過酷な条件への耐性を必要とする重要な接合部に使用される。
- 自動車産業:熱交換器、燃料システム、排気システムなどの部品に使用されます。
- HVACシステム空調および冷凍システムにおいて、信頼性が高く漏れのない接続を保証します。
- 産業機器耐摩耗性部品や高い機械的負荷にさらされる部品のろう付けに適している。
- 工具製造切削工具のろう付けに最適で、耐久性と精度を保証します。
銀銅亜鉛ニッケルろう付け合金パッキン
銀銅亜鉛ニッケルろう付け合金は、製品の品質を原状に保つため、保管および輸送中に慎重に取り扱われます。
よくあるご質問
Q1: この合金の一般的な用途は何ですか?
A: 一般的な用途としては、HVACシステム、航空宇宙部品、自動車部品、電気・電子部品、宝飾品製造などが挙げられます。
Q2: 銀銅亜鉛ニッケルろう付合金の主な特性は何ですか?
A: 主な特性には、高い引張強度、優れた耐食性、優れた導電性、異種金属の接合能力などがあります。
Q3: この合金のろう付けにフラックスは必要ですか?
A: はい、ろう付けプロセス中の酸化を防ぎ、強固な接合を確保するために、適切なフラックスが必要になることがよくあります。