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| タイトル | リチウム・スーパーオキシドをベースにしたリチウム・酸素電池。 |
|---|---|
| 著者紹介 | Jun Lu, Yun Jung Lee, Xiangyi Luo, Kah Chun Lau, Mohammad Asadi, Hsien-Hau Wang, Scott Brombosz, Jianguo Wen, Dengyun Zhai, Zonghai Chen, Dean J. Miller, Yo Sub Jeong, Jin-Bum Park, Zhigang Zak Fang, Bijandra Kumar, Amin Salehi-Khojin, Yang-Kook Sun, Larry A. Curtiss, Khalil Amine |
| 雑誌 | 自然 |
| 日付 | 01/11/2016 |
| 土居 | 10.1038/nature16484 |
| はじめに | これまでの研究では、スーパーオキシドナトリウムとスーパーオキシドカリウムを利用した電池が報告されている。しかし、高いエネルギー密度が期待できるリチウム-酸素(Li-O2)電池の研究が盛んに行われているにもかかわらず、スーパーオキサイドリチウム(LiO2)のみを利用した電池システムは、依然として見つかっていない。Li-O2電池に関する研究では、過酸化リチウム(Li2O2)と並んで、LiO2が放電生成物の一部として形成されることが頻繁に示されている。理論計算では、特定の形態のLiO2が長寿命を示す可能性が示唆されており、電池用途向けにLiO2を分離できる可能性を示している。しかしながら、純粋な固体LiO2は熱力学的に不安定であり、Li2O2への不均化を引き起こすため、その合成は困難であった。本研究では、特殊なグラフェン系正極を用いることで、Li-O2電池内で結晶性LiO2を安定化させることに成功した。特性評価技術により、Li2O2が存在しないことが確認された。正極表面のイリジウムナノ粒子が関与する新しいテンプレート成長メカニズムが、結晶性LiO2の形成を促進するようである。その結果、このLi-O2電池で生成されたLiO2は、約3.2ボルトという著しく低い充電電位で、充放電サイクルを繰り返しても十分な安定性を維持することがわかった。この成果は、LiO2を合成し安定化させる新たな方法への道を開き、LiO2を電源とする高エネルギー密度バッテリーや、酸素貯蔵のような他の潜在的なアプリケーションの開発を可能にすると期待される。 |
| 引用 | Jun Lu, Yun Jung Lee and Xiangyi Luo et al. A lithium-oxygen battery based on lithium superoxide... 2016.DOI: 10.1038/nature16484 |
| エレメント | リチウム , 酸素 (O) , カーボン(C) , イリジウム(Ir) |
| 材料 | クリスタル |
| 産業 | エネルギー貯蔵とバッテリー , リサーチ&ラボラトリー |
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