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酸化ストレスの化学的情報を得るためのレドックス・プロービング

タイトル 酸化ストレスの化学的情報を得るためのレドックス・プロービング
著者紹介 キム・ウンギョン、トーマス・E・ウィンクラー、クリストファー・キッチン、カン・ミジョン、ジョージ・バニス、ウィリアム・E・ベントレー、ディアナ・L・ケリー、レザ・ゴドシ、グレゴリー・F・ペイン
雑誌 分析化学
日付 12/29/2016
土居 10.1021/acs.analchem.6b03620
はじめに 酸化ストレスは多くの疾患の要因であるが、ポイントオブケアで臨床的に検出できる簡便、迅速、かつ頑健な測定法は未だ開発されていない。本研究では、酸化ストレスに関連する化学的指標を血清検体から分析するために、酸化還元メディエーターを利用した方法開発アプローチから得られた知見を紹介する。具体的には、血清中の還元活性を評価するためにイリジウム塩(K2IrCl6)を用い、イリジウムに電子を移動させ、定量可能な光学的および電気化学的シグナルを生成することができる。得られたイリジウム還元アッセイは、他のアッセイと比較して、グルタチオン(GSH)に対する特別な感度を示し、様々な生物学的還元物質を検出する能力を実証している。酸化ストレスとの関連性が高まっている精神疾患である統合失調症と診断された10人の血清を使って、最初の臨床評価が行われた。測定されたIr還元能は、精神分裂病患者と健常対照者の鑑別に成功し(p < 0.005)、このIr還元能と症状の重症度に関する独立した評価との間に相関が認められた。
引用 Eunkyoung Kim, Thomas E. Winkler and Christopher A Kitchen et al. Redox Probing for Chemical Information of Oxidative Stress.2016.DOI: 10.1021/acs.analchem.6b03620
エレメント イリジウム(Ir) , カリウム(K)
材料 化学化合物 , バイオマテリアル
テーマ バイオメディカル材料
産業 医療機器 , リサーチ&ラボラトリー , 製薬業界
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