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海王星の中間赤外線放射のサブ季節変動

タイトル 海王星の中間赤外線放射のサブ季節変動
著者紹介 マイケル・T・ローマン, リー・N・フレッチャー, グレン・S・オートン, トーマス・K・グレートハウス, ジュリアン・I・モーゼス, ナオミ・ロウ・ガーニー, パトリック・G・J・アーウィン, アラテ・アントゥニャーノ, ジェームズ・シンクレア, 笠羽康正, 藤吉拓哉, イムケ・デ・ペイター, ハイディ・B・ハンメル
雑誌 AASジャーナル(PSJ)
日付 11/30/2021
はじめに この研究は、2003年から2020年までの海王星の地上観測による中間赤外線画像を包括的に調べたものである。これらの観測は、8ミクロンから25ミクロンまでの海王星の中間赤外線放射の時間的な変化を明らかにした。特に、成層圏のエタン(~12ミクロン)、メタン(~8ミクロン)、CH3D(~9ミクロン)に同調した画像は、地域レベルでも全球レベルでも顕著な亜季節変動を示している。水素四重極(~17ミクロンH2 S(1))スペクトルによる裏付けは、これらの変化が成層圏の温度変化に主に関連していることを示している。成層圏は2003年から2010年にかけて様々な波長帯で冷却傾向を示し、その後2018年から2020年にかけて南極の大幅な温暖化が見られた。対照的に、対流圏上層部の気温は、2003年から2006年にかけて最高気温を記録した南極を除き、この期間中安定していた。観測された変動は、季節的な影響、対流圏の気象パターン、太陽周期との関連で議論される。これらの観測データは、海王星の成層圏において、地球規模でも地域規模でも、季節変動が発生していることを示す有力な証拠である。
引用 Michael T. Roman, Leigh N. Fletcher and Glenn S. Orton et al. 海王星の中間赤外線放射のサブ季節変動。2021.
エレメント 水素 (H) , カーボン(C)
産業 スペース , リサーチ&ラボラトリー
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