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固体高分子形燃料電池用タングステン酸コバルトにおける水酸化物の捕捉

タイトル 固体高分子形燃料電池用タングステン酸コバルトにおける水酸化物の捕捉
著者紹介 Ranit Ram, Lu Xia, Hind Benzidi, Anku Guha, Viktoria Golovanova, Alba Garzón Manjón, David Llorens Rauret, Pol Sanz Berman, Marinos Dimitropoulos, Bernat Mundet, Ernest Pastor, Veronica Celorrio, Camilo A. Mesa, Aparna M. Das, Adrián Pinilla-Sánchez, Sixto Giménez, Jordi Arbiol, Núria López, F. Pelayo García de Arquer
雑誌 サイエンス
日付 06/21/2024
土居 10.1126/science.adk9849
はじめに 酸素発生反応(OER)は、水素やその他の太陽電池燃料の生成に不可欠な、エネルギー効率の高い水電解を実現するための重要な課題である。プロトン交換膜電解(PEMWE)では、この反応を安定的に触媒するために、通常、貴金属の使用が必要であった。この研究では、タングステン酸コバルトの剥離が、酸性環境下で格子欠陥内の酸化物および水酸化物ネットワークを安定化させることにより、活性と耐久性を大幅に向上させることを実証した。その結果、触媒の過電位が減少し、2ボルトで1平方センチメートルあたり1.8アンペアの電流密度に達した。また、工業的条件下(80℃)のPEMWEシステムにおいて、1.77ボルトで1平方センチメートルあたり1アンペアまで安定した運転を維持する。これは、活性が3倍向上し、1平方センチメートルあたり1アンペアで600時間以上運転を維持したことを意味する。
引用 Ranit Ram, Lu Xia and Hind Benzidi et al. タングステン酸コバルトにおける水酸化物の捕捉によるプロトン交換膜水電解。Science.2024.Vol.384(6702):1373-1380。DOI: 10.1126/science.adk9849
エレメント コバルト , タングステン(W) , 酸素 (O) , 水素 (H) , プラチナ (Pt) , イリジウム(Ir)
産業 エネルギー貯蔵とバッテリー , 燃料電池 , 化学製造 , リサーチ&ラボラトリー
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