NFガラス(ネオジムガラス)の説明
ネオジム添加フッ素リン酸塩ガラスは、非線形係数が低く、蛍光寿命が長く、大量調製が容易で、ガラス形成性能に優れ、結晶化安定性が良いという特徴があり、高エネルギーレーザーシステムのエネルギー蓄積と増幅の要求を満たすことができます。NFガラスには2種類ある。
NFガラス(ネオジムガラス)の仕様
材料仕様
グレード
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NF1
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NF2
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転移温度
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450
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490
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軟化温度
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491
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528
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熱膨張係数線膨張係数 (10-7/K) (50~100℃)
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152
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142
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熱係数 光路長 (10-6/ K) (50~100℃)
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-1.86
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-1.2
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熱伝導率 (25℃) (W / mK)
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0.865
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密度g/cm3
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3.65
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3.68
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ヤング率 (G Pa)
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73
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76
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ヌープ硬度(kg /cm2)
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343
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423
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破壊靭性(MPa・m1 / 2)
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0.35
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0.58
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レーザー仕様
グレード
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NF1
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NF2
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NdF3 (wt%)
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0.88
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1.07
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Nd3+濃度 (1020ions /cm3)
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0.2±0.1
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1.2±0.1
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刺激放出断面積(10-20cm2)
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2.7±0.1
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3.4±0.1
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1053nm (μsec) ライフタイム
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≥515以上(NdF3:0.53wt%)
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≥430(NdF3:0.53wt%)
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≥495(NdF3:1.07wt%)以上
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≥410(NdF3:1.07wt%)以上
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有効バンド幅 (nm)
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32.8
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30.4
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蛍光ピーク波長 (nm)
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1053
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1053
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吸収係数 (cm-1)
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≤0.001(1053nm)
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≤0.001(1053nm)
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≤0.04(400nm)
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≤0.04(400nm)
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≤0.08(3333nm)
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≤0.08(3333nm)
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光学および分光特性
グレード
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NF1
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NF2
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非線形屈折率係数 n2 (×10-13e.s.u)
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≤0.6
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≤0.86
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屈折率 (1053nm)
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1.464±0.003
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1.514±0.003
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アッベ値
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88
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77
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dn / dT
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-8.84
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-8.6
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吸収・発光スペクトル


NFガラス(ネオジムガラス)用途
- レーザー増幅器
- 微細構造ファイバーレーザー(MOF)
- 高平均出力レーザー
- 高エネルギーレーザー核融合システム
NFガラス(ネオジムガラス)の梱包について
NFガラス(ネオジムガラス)は、製品の品質を損なわないよう、保管・輸送時に細心の注意を払っています。