テルビウムスカンジウムアルミニウムガーネット結晶の説明
テルビウムスカンジウムアルミニウムガーネット結晶は、次世代ファイバーレーザーの重要なアイソレーター材料です。可視・赤外領域における理想的な磁気光学結晶として、高いヴェルデ定数、優れた熱的・機械的特性を有しています。
- ベルデ定数が大きい(1064nmで48radT-1m-1);
- 低吸収率(<3000ppm/cm at 1064nm);
- 高出力対応;
- 熱による複屈折が小さい;
- アイソレーターの小型化
テルビウムスカンジウムアルミニウムガーネット結晶仕様
主な特性
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透過率範囲(バルク/非コート)
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400-1600nm
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結晶構造
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立方晶, 空間群 Ia3d
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化学式
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Tb3Sc2Al3O12
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格子定数
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a=12.3Å
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成長方法
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チョクラルスキー
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密度
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5.91g/cm3
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融点
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1970℃±10℃
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光学的性質
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配向性
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±15′
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波面歪み
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<λ/8
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消光比
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>30dB
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直径公差
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+0.00mm/-0.05mm
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長さ公差
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+0.2mm/-0.2mm
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面取り
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0.1mm@45度
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平坦度
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<λ/10 at 633nm
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平行度
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<3′
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垂直度
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<5′
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表面品質
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10/5
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ARコーティング
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<0.3% @ 1064nm
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テルビウムスカンジウムアルミニウムガーネット結晶透過率曲線

テルビウムスカンジウムアルミニウムガーネット結晶の用途
ファラデー回転子やアイソレータに使用されています。
テルビウム・スカンジウム・アルミニウム・ガーネット結晶の パッケージング
当社のテルビウム・スカンジウム・アルミニウム・ガーネット結晶は、製品の品質をそのまま維持するために、保管中および輸送中に注意深く取り扱われます。